N-VAN快適化計画その2: 車中泊装備
明日から戻り梅雨になるらしいので、今日は朝からN-VANの車中泊装備を完成させるべくホームセンターに行って必要なものを購入し、昼食後作業に取り掛かりました。くそ暑い中の作業は大変でしたが、この数日の暑さでそろそろ体も慣れてきたのか、それともたまたま今日は風があって湿度もやや低く、昨日あたりに比べると過ごしやすかったからなのか、動くのが嫌になるほどの暑さは感じませんでした。
車中泊と言っても、僕の場合はあくまでも登山などの目的を達成するための手段として行っているのであって、車中泊が目的ではありません。どこかに出かけて、車の中で食事を作って酒を飲んで寝るというのが趣味の人もいるようですが、僕はそういうことに喜びも楽しみも感じません。本音を言えば、狭いし、暑いし、寒いし、うるさかったり、虫が入ってきたりで快適なんて言葉とは無縁に近い車中泊なんてしたくありません。しかし、宿をとるのはお金がかかるし、なにより面倒です。事前に予定を立てて、予約をとらないといけないし、天気が悪くて予定を変更しようものなら、キャンセルの連絡や別日程の予約をとる必要もあるし、そんな面倒なことやってられません。なら、快適ではなくても、お金がかからず手間もかからない車中泊のほうがメリットが大きいので、車中泊という手段を選んでいるというわけです。で、どうせやるならせめて少しでも快適に寝られる環境を整えようというのが今回のテーマです。
N-BOX+に比べて社内のフルフラット化が圧倒的によくなったN-VANですが、ベースとなっているのはどちらも軽四輪なので、使い勝手についてはそれほど大きな違いがない可能性もあります。なので、車中泊をするのにどの程度使い勝手が良くなったのかをメインに確認していきます。

まずは、N-BOX+で使用していたジョイントマット(300×300㎜)を敷き詰めてみました。運転席の後ろまで3枚×4列=12枚を敷くことができました。900×1200㎜のスペースが確保できるということです。これはN-BOX+の時と同じです。リアスライドドア前の部分は70~80㎜程度の余裕があるので、この部分を追加してやればもう少し広く使えそうです。助手席の部分も左右にまだ余裕があるのですが、案外床のない部分があるため、助手席部分はジョイントマットだけではすぐに外れてしまいそうです。

車中泊でよく使っている幅550㎜の自動膨張式マットレスを敷いてみると、やっぱりリアタイヤハウスのでっぱりの影響で斜めになります。それでもN-BOX+の時よりもタイヤハウスのでっぱりが少ないことと、床の高さが低く、運転席のアームレストに直接接触することがないので、ほぼそのままの状態でマットレスを置くことができました。そのため、N-BOX+の時と比べると、ベッドスペースはきっちり確保されるので、車中泊の快適さは向上しているといえそうです。登山用のサーマレストなどのマットレスなら、幅520㎜程度なので、ほぼまっすぐに敷くことはできると思います。

こうしてみても、マットレスが運転席横で圧迫されることなく敷くことができているのがわかります。とりあえず、日帰り山行の前泊ぐらいであれば、この状態で全く問題ありませんが、遠征する場合は荷物が多くなるので、フロアに直接マットレスを敷くと荷物の隙間に寝ているような圧迫感があったりしてとても快適とは言えません。なので、やはり一段高い所にベッドを設置することにします。
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N-BOX+の時と同じように、スノコベッドを助手席側に置いてみました。助手席の背もたれを折りたたんだだけの状態にして、その上にスノコベッドを載せただけです。幅550㎜のスノコベッドは若干運転席のアームレストを圧縮するようにしてなんとか助手席上に置くことができました。

助手席ドア内側のアームレストにぴったり接触した状態になってしまうので、なにかシートでも挟んでおかないと傷がつきそうです。

運転席アームレスト部分も、若干クッションが圧縮されてしわができていますが、こちらはあまり心配しなくてもいいのかもしれません。もっとも、長く使っていると擦れて生地が破れたりする可能性はあります。

後ろ側では荷室のパワーアウトレットが塞がれてしまい、このままではリアドライブレコーダーを使うことができません。なので、後日スノコベッドの支柱の方を少し削ることにします。

スノコベッドの脚ですが、N-BOX+の時に使っていたものでほぼ問題なく使えそうです。このあたりが、同じメーカーの車のいいところかもしれません。別の車であっても、寸法はおおむね同じようなものなので装備の使い回しができるのはメリットです。多少調整が必要ですが、おおむね水平になっているようです。

スノコベッドにマットレスを置くと、運転席のアームレスト部分で大きく凹みが生じてしまいます。このあたりは、N-BOX+の時と同じです。

安眠できなくなるほど凹んでいるわけではありませんが、なんとなく気になるところです。とはいえ、脚を前に向けて寝ればとくに圧迫感を感じることはありません。

助手席側に自転車やバイクを積んだ場合を考えて、運転席側にベッドを設置してみることにします。

運転席の背もたれを水平状態にして、その上にスノコベッドを載せます。

左右が反転しただけなので、水平をとるのは問題ありません。運転席背もたれのクッションにのせただけなので、少しふわつきますが、寝る分には問題ありません。スノコベッドを半分で折りたためるようにすれば、スノコベッドは運転席後ろの荷室に設置しておいて、車中泊時に運転席の背もたれを倒して、その上にスノコベッドを展開すればいいだけです。折りたたむ時も逆の手順で簡単に運転席を元に戻すことができます。荷物はベッドの下に入れてしまえば車内が荷物であふれかえるということもありません。

とりあえず、助手席側でも運転席側でも使えるように、スノコベッドを半分の長さで折りたたむことができるように改良しました。全長1820㎜なので、半分の910㎜のところで半分に切り、手元にあった丁番を3つ取りつけて折りたためるようにしました。なお、丁番のヒンジの部分を避けるために5mmほどの隙間ができてしまうため、左右の支柱の合わせ面に5㎜厚のゴムマットを切って貼り付けておきました。これで、伸ばしたときにきっちりと止まってくれるようになりました。

完成した折りたたみ式スノコベッドを設置してみます。とりあえず、助手席側に置いて確認です。

横から見るとこんな感じ。脚の下に引いているのは、厚さ30㎜のスポンジマットです。ジョイントマットが柔らかいため、集中荷重がかかると凹んでしまため、圧力分散と高さ調整を兼ねて敷くことにしました。これもN-BOX+で使っていたものです。

運転席側にスノコベッドを設置したときにふと思いついて、助手席側に設置するときも運転席の背もたれをフラットにしてみました。こうすると、アームレストがベッドの支柱の下にくるため、支えになると同時に横方向がフリーになり、助手席ドアのアームレストからも少し距離をとることができ、いいことづくめです。いままで運転席はなぜかそのままの状態でベッドを設置することばかり考えていましたが、寝るときに運転席がそのままである必要はないし、むしろこの方が車内を移動したりダッシュボード上の荷物をとったりするときに楽です。ただし、この状態だと運転席のアームレストが支えになってしまい、助手席の中央部分が少し浮いてしまうため、そこに何かをかませてやる必要があります。

丁番でつないでいる部分よりも前側にうっかり乗ったりしようものなら簡単に折れ曲がってしまうので、その対策は必要です。

後半分には脚を4本つけていますが、タイヤハウスの段差に載る足だけ短いものです。タイヤハウスがプラスチックで滑りやすいので、100均の滑り止めシートを巻いています。荷室にある脚の部分は床が少し柔らかく凸凹があるため、スポンジマットをかませていますが、左側スライドドア前の脚は、下が固いところにあたるため、スポンジマットはなしです。

前半分を下から見たところです。向こう側のスノコベッドの支柱が運転席アームレストにのっかっていて、その分折りたたんだ助手席のところで少し浮いているのがわかります。ここに足の下に引いてあるスポンジマットと同じものをかませようかと考えています。厚さ的にちょうどいいのと、助手席の隅のところが金具になるため、板のような固いものだとすぐにずれてしまいそうなので、ある程度変形して傾きやでっぱりを吸収してくれる素材の方がいいのではないかと思うためです。スノコベッド左右の支柱の中ほどに黒い部分が見えていますが、丁番でできた隙間を埋めるためのゴムマットです。また、スノコ板の裏にも黒いゴムのような板がついているのが見えますが、これは丁番のネジの先端が出ているので、指が刺さったりしないようにするために5㎜厚のスポンジマットでネジの先端を被覆しているというわけです。真ん中部分だけまだ1枚貼れていないため、ネジの先端が2本覗いているのが見えます。この後、忘れずにしっかりと被覆しておきました。

折りたたんだ状態です。スノコベッドはたいして重くないので、このまま常設しておくつもりです。おそらく10㎏もないという感じです。ベッド下の高さが約300㎜なので、高さの合うコンテナを使って荷物を整理してやれば車内もすっきりです。
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車中泊と言っても、僕の場合はあくまでも登山などの目的を達成するための手段として行っているのであって、車中泊が目的ではありません。どこかに出かけて、車の中で食事を作って酒を飲んで寝るというのが趣味の人もいるようですが、僕はそういうことに喜びも楽しみも感じません。本音を言えば、狭いし、暑いし、寒いし、うるさかったり、虫が入ってきたりで快適なんて言葉とは無縁に近い車中泊なんてしたくありません。しかし、宿をとるのはお金がかかるし、なにより面倒です。事前に予定を立てて、予約をとらないといけないし、天気が悪くて予定を変更しようものなら、キャンセルの連絡や別日程の予約をとる必要もあるし、そんな面倒なことやってられません。なら、快適ではなくても、お金がかからず手間もかからない車中泊のほうがメリットが大きいので、車中泊という手段を選んでいるというわけです。で、どうせやるならせめて少しでも快適に寝られる環境を整えようというのが今回のテーマです。
N-BOX+に比べて社内のフルフラット化が圧倒的によくなったN-VANですが、ベースとなっているのはどちらも軽四輪なので、使い勝手についてはそれほど大きな違いがない可能性もあります。なので、車中泊をするのにどの程度使い勝手が良くなったのかをメインに確認していきます。

まずは、N-BOX+で使用していたジョイントマット(300×300㎜)を敷き詰めてみました。運転席の後ろまで3枚×4列=12枚を敷くことができました。900×1200㎜のスペースが確保できるということです。これはN-BOX+の時と同じです。リアスライドドア前の部分は70~80㎜程度の余裕があるので、この部分を追加してやればもう少し広く使えそうです。助手席の部分も左右にまだ余裕があるのですが、案外床のない部分があるため、助手席部分はジョイントマットだけではすぐに外れてしまいそうです。

車中泊でよく使っている幅550㎜の自動膨張式マットレスを敷いてみると、やっぱりリアタイヤハウスのでっぱりの影響で斜めになります。それでもN-BOX+の時よりもタイヤハウスのでっぱりが少ないことと、床の高さが低く、運転席のアームレストに直接接触することがないので、ほぼそのままの状態でマットレスを置くことができました。そのため、N-BOX+の時と比べると、ベッドスペースはきっちり確保されるので、車中泊の快適さは向上しているといえそうです。登山用のサーマレストなどのマットレスなら、幅520㎜程度なので、ほぼまっすぐに敷くことはできると思います。

こうしてみても、マットレスが運転席横で圧迫されることなく敷くことができているのがわかります。とりあえず、日帰り山行の前泊ぐらいであれば、この状態で全く問題ありませんが、遠征する場合は荷物が多くなるので、フロアに直接マットレスを敷くと荷物の隙間に寝ているような圧迫感があったりしてとても快適とは言えません。なので、やはり一段高い所にベッドを設置することにします。
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N-BOX+の時と同じように、スノコベッドを助手席側に置いてみました。助手席の背もたれを折りたたんだだけの状態にして、その上にスノコベッドを載せただけです。幅550㎜のスノコベッドは若干運転席のアームレストを圧縮するようにしてなんとか助手席上に置くことができました。

助手席ドア内側のアームレストにぴったり接触した状態になってしまうので、なにかシートでも挟んでおかないと傷がつきそうです。

運転席アームレスト部分も、若干クッションが圧縮されてしわができていますが、こちらはあまり心配しなくてもいいのかもしれません。もっとも、長く使っていると擦れて生地が破れたりする可能性はあります。

後ろ側では荷室のパワーアウトレットが塞がれてしまい、このままではリアドライブレコーダーを使うことができません。なので、後日スノコベッドの支柱の方を少し削ることにします。

スノコベッドの脚ですが、N-BOX+の時に使っていたものでほぼ問題なく使えそうです。このあたりが、同じメーカーの車のいいところかもしれません。別の車であっても、寸法はおおむね同じようなものなので装備の使い回しができるのはメリットです。多少調整が必要ですが、おおむね水平になっているようです。

スノコベッドにマットレスを置くと、運転席のアームレスト部分で大きく凹みが生じてしまいます。このあたりは、N-BOX+の時と同じです。

安眠できなくなるほど凹んでいるわけではありませんが、なんとなく気になるところです。とはいえ、脚を前に向けて寝ればとくに圧迫感を感じることはありません。

助手席側に自転車やバイクを積んだ場合を考えて、運転席側にベッドを設置してみることにします。

運転席の背もたれを水平状態にして、その上にスノコベッドを載せます。

左右が反転しただけなので、水平をとるのは問題ありません。運転席背もたれのクッションにのせただけなので、少しふわつきますが、寝る分には問題ありません。スノコベッドを半分で折りたためるようにすれば、スノコベッドは運転席後ろの荷室に設置しておいて、車中泊時に運転席の背もたれを倒して、その上にスノコベッドを展開すればいいだけです。折りたたむ時も逆の手順で簡単に運転席を元に戻すことができます。荷物はベッドの下に入れてしまえば車内が荷物であふれかえるということもありません。

とりあえず、助手席側でも運転席側でも使えるように、スノコベッドを半分の長さで折りたたむことができるように改良しました。全長1820㎜なので、半分の910㎜のところで半分に切り、手元にあった丁番を3つ取りつけて折りたためるようにしました。なお、丁番のヒンジの部分を避けるために5mmほどの隙間ができてしまうため、左右の支柱の合わせ面に5㎜厚のゴムマットを切って貼り付けておきました。これで、伸ばしたときにきっちりと止まってくれるようになりました。

完成した折りたたみ式スノコベッドを設置してみます。とりあえず、助手席側に置いて確認です。

横から見るとこんな感じ。脚の下に引いているのは、厚さ30㎜のスポンジマットです。ジョイントマットが柔らかいため、集中荷重がかかると凹んでしまため、圧力分散と高さ調整を兼ねて敷くことにしました。これもN-BOX+で使っていたものです。

運転席側にスノコベッドを設置したときにふと思いついて、助手席側に設置するときも運転席の背もたれをフラットにしてみました。こうすると、アームレストがベッドの支柱の下にくるため、支えになると同時に横方向がフリーになり、助手席ドアのアームレストからも少し距離をとることができ、いいことづくめです。いままで運転席はなぜかそのままの状態でベッドを設置することばかり考えていましたが、寝るときに運転席がそのままである必要はないし、むしろこの方が車内を移動したりダッシュボード上の荷物をとったりするときに楽です。ただし、この状態だと運転席のアームレストが支えになってしまい、助手席の中央部分が少し浮いてしまうため、そこに何かをかませてやる必要があります。

丁番でつないでいる部分よりも前側にうっかり乗ったりしようものなら簡単に折れ曲がってしまうので、その対策は必要です。

後半分には脚を4本つけていますが、タイヤハウスの段差に載る足だけ短いものです。タイヤハウスがプラスチックで滑りやすいので、100均の滑り止めシートを巻いています。荷室にある脚の部分は床が少し柔らかく凸凹があるため、スポンジマットをかませていますが、左側スライドドア前の脚は、下が固いところにあたるため、スポンジマットはなしです。

前半分を下から見たところです。向こう側のスノコベッドの支柱が運転席アームレストにのっかっていて、その分折りたたんだ助手席のところで少し浮いているのがわかります。ここに足の下に引いてあるスポンジマットと同じものをかませようかと考えています。厚さ的にちょうどいいのと、助手席の隅のところが金具になるため、板のような固いものだとすぐにずれてしまいそうなので、ある程度変形して傾きやでっぱりを吸収してくれる素材の方がいいのではないかと思うためです。スノコベッド左右の支柱の中ほどに黒い部分が見えていますが、丁番でできた隙間を埋めるためのゴムマットです。また、スノコ板の裏にも黒いゴムのような板がついているのが見えますが、これは丁番のネジの先端が出ているので、指が刺さったりしないようにするために5㎜厚のスポンジマットでネジの先端を被覆しているというわけです。真ん中部分だけまだ1枚貼れていないため、ネジの先端が2本覗いているのが見えます。この後、忘れずにしっかりと被覆しておきました。

折りたたんだ状態です。スノコベッドはたいして重くないので、このまま常設しておくつもりです。おそらく10㎏もないという感じです。ベッド下の高さが約300㎜なので、高さの合うコンテナを使って荷物を整理してやれば車内もすっきりです。
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