厳冬期の岡山県最高峰で汗だくになる その2
2023年1月12日(木) 岡山県美作市後山 後山(1344m) 日帰り単独行

休憩地点から、かすかに残ったトレースの痕跡を辿りながら稜線を歩き始めました。ワカンのおかげで大きく踏み抜くようなことは無いものの、それなりに沈み込むため、若干歩きにくさは感じます。

すぐに船木山山頂に出ました。歩き始めてわずか2分程度の距離なので、当然ながら立ち止まらずに通過します。

船木山を過ぎると、後山との間にある鞍部に向けて緩やかに下っていきます。雪庇になりかけの雪の盛り上がりが連続する上に、時々風の抜け道になっている溝のようなところもあるため、小さなアップダウンやそこそこの高さがある段差が次々に現れて少し苦労しました。

ほぼ鞍部の底近くまで下りてくると、傾斜も緩やかになり、雪面も平坦になって歩きやすくなりました。風は吹いていたものの、陽射しがあり動いていることもあって、特に寒いとは感じませんでした。

鞍部から後山への登りにかかります。そろそろシャリばて気味になっていたので、この登り返しはちょっときつかったです。

山頂手前にはわりときつい傾斜の区間もあり、体力を削られます。

急傾斜の区間を過ぎると、山頂が見えました。
ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。


13:19 後山山頂に到着です。ようやく厳冬期の岡山県最高峰に登頂することができました。

岡山側からそこそこ冷たい風が吹きあがってきてじっとしていると寒いので、兵庫県側に移動してさっそくランチタイムです。

ちなみに、気温はマイナス1度でしたが、風があったので体感温度はマイナス5度前後だったのではないかと思います。

今日もカップ麺です。先週に引き続きトップバリューの新メニュー 白湯シーフードヌードルをいただきました。

おなかが満たされたところで、山頂からの展望を楽しみます。こちらは、船木山から駒ノ尾山へ続く稜線です。

船木山の左後方に見えているのは、おそらく那岐山だと思います。

岡山県側はもやっていてあまり遠くまでは見えませんでしたが、山麓の旧東粟倉村の町並みは見えていました。

北側には三室山、その左後ろに氷ノ山が見えていました。厳冬期の氷ノ山もまだ登ったことがないので、今シーズン中に登ってみたいものです。

14:12 のんびり展望を楽しんでいると体が冷えてきたので、そろそろ下山することにしました。

後山から鞍部に向けて下り、再びほぼ同じぐらいの高さの船木山へ登り返します。

自分のトレースを辿ります。

船木山への登り返しの途中で振り返り、後山を改めて眺めました。この次は、上乢から南尾根で登ってみようと思います。

船木山への登り返しの途中で、自分のトレースに6本爪クランポンを装着したツボ足のトレースが重なっているのに気が付きました。しかも、足跡の向きは船木山へ向かっています。しかし、鞍部のあたりではツボ足のトレースは見ていません。横から合流してきたトレースを見た記憶も無いので、なぜ突然別のトレースが現れたのか謎です。

14:43 稜線の分岐点まで戻ってきました。休憩なしですぐに左折して下山を続けます。ツボ足のトレースは同じルートを下っています。ということは、岡山側から登ってきたわけです。おそらく、後山へ向かう途中で雪が深くて引き返したということなのでしょう。ソールの形状からしてトレランシューズのようなタイプの靴だと思われるので、おそらくワカンやスノーシューの類は持っていなかったのでしょう。それにしても、ツボ足で春山のような気温の山を歩いているため、あちこちに大きく踏み抜いた跡を残してトレースをガタガタにされていたので、ちょっと迷惑な輩でした。
雪山で見かける2大迷惑行為は、尻セードでトレースのステップをすべて均して滑り台の様にしてしまうことと、ツボ足歩行でトレースをボコボコにしてしまうことです。自分のことしか考えられないかわいそうな人たちの愚行ですが、登山系の雑誌などでもこうした山でのマナーをもっと取り上げてもらいたいものです。山頂や山小屋などで喫煙することもそうです。公共の場所では基本的に禁煙だと啓蒙してもらいたいと切に願います。

15:05 稜線から続く尾根の末端まで来ました。夏道は右折ですが、登りで使ったルートをそのまま下るので、直進します。

鎖場を通過します。登ってくるときは鎖を握りながら上側を通過しましたが、ワカンを装着したままで一段上に上がるのがちょっと面倒だったこともあり、下りは下側を通過しました。雪がしっかりしているかどうかをストックで突き刺して確認しながら通過したので、特に危険を感じることはありませんでしたが、横着をしないでワカンを外して鎖を使って渡った方が安全だったかもしれません。

15:25 鎖場の後、上の渡渉点を通過します。ここもワカンのままで通過しました。

15:31 下の渡渉点を通過します。ここもワカンのまま問題なく渡渉できましたが、その手前の右岸から渡渉点に下るところで岩場の雪が溶けてなくなっていて、そこをワカンをつけたまま下るのがちょっとやばかったです。上の渡渉点の手前で素直にワカンは外すほうがいいですね。横着はダメです。

16:04 登山口に下りてきました。さすがに下に来ると雪が融けて土や岩が露出する場所が多くなってきたので、途中でワカンは外しました。

16:06 夕日を浴びたN-VANがぽつねんと停まっている広い駐車場に戻ってきました。登山届には14時30分に下山予定と書きましたが、1時間半も遅くなってしまいました。濡れた装備を日に当てて乾かしたりしながらのんびりと帰る準備をしていたら、すぐに30分以上時間が過ぎてしまいました。大汗をかいたので温泉に入って帰りたいところですが、遅くなるのでさっさと家路に着きました。

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休憩地点から、かすかに残ったトレースの痕跡を辿りながら稜線を歩き始めました。ワカンのおかげで大きく踏み抜くようなことは無いものの、それなりに沈み込むため、若干歩きにくさは感じます。

すぐに船木山山頂に出ました。歩き始めてわずか2分程度の距離なので、当然ながら立ち止まらずに通過します。

船木山を過ぎると、後山との間にある鞍部に向けて緩やかに下っていきます。雪庇になりかけの雪の盛り上がりが連続する上に、時々風の抜け道になっている溝のようなところもあるため、小さなアップダウンやそこそこの高さがある段差が次々に現れて少し苦労しました。

ほぼ鞍部の底近くまで下りてくると、傾斜も緩やかになり、雪面も平坦になって歩きやすくなりました。風は吹いていたものの、陽射しがあり動いていることもあって、特に寒いとは感じませんでした。

鞍部から後山への登りにかかります。そろそろシャリばて気味になっていたので、この登り返しはちょっときつかったです。

山頂手前にはわりときつい傾斜の区間もあり、体力を削られます。

急傾斜の区間を過ぎると、山頂が見えました。
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13:19 後山山頂に到着です。ようやく厳冬期の岡山県最高峰に登頂することができました。

岡山側からそこそこ冷たい風が吹きあがってきてじっとしていると寒いので、兵庫県側に移動してさっそくランチタイムです。

ちなみに、気温はマイナス1度でしたが、風があったので体感温度はマイナス5度前後だったのではないかと思います。

今日もカップ麺です。先週に引き続きトップバリューの新メニュー 白湯シーフードヌードルをいただきました。

おなかが満たされたところで、山頂からの展望を楽しみます。こちらは、船木山から駒ノ尾山へ続く稜線です。

船木山の左後方に見えているのは、おそらく那岐山だと思います。

岡山県側はもやっていてあまり遠くまでは見えませんでしたが、山麓の旧東粟倉村の町並みは見えていました。

北側には三室山、その左後ろに氷ノ山が見えていました。厳冬期の氷ノ山もまだ登ったことがないので、今シーズン中に登ってみたいものです。

14:12 のんびり展望を楽しんでいると体が冷えてきたので、そろそろ下山することにしました。

後山から鞍部に向けて下り、再びほぼ同じぐらいの高さの船木山へ登り返します。

自分のトレースを辿ります。

船木山への登り返しの途中で振り返り、後山を改めて眺めました。この次は、上乢から南尾根で登ってみようと思います。

船木山への登り返しの途中で、自分のトレースに6本爪クランポンを装着したツボ足のトレースが重なっているのに気が付きました。しかも、足跡の向きは船木山へ向かっています。しかし、鞍部のあたりではツボ足のトレースは見ていません。横から合流してきたトレースを見た記憶も無いので、なぜ突然別のトレースが現れたのか謎です。

14:43 稜線の分岐点まで戻ってきました。休憩なしですぐに左折して下山を続けます。ツボ足のトレースは同じルートを下っています。ということは、岡山側から登ってきたわけです。おそらく、後山へ向かう途中で雪が深くて引き返したということなのでしょう。ソールの形状からしてトレランシューズのようなタイプの靴だと思われるので、おそらくワカンやスノーシューの類は持っていなかったのでしょう。それにしても、ツボ足で春山のような気温の山を歩いているため、あちこちに大きく踏み抜いた跡を残してトレースをガタガタにされていたので、ちょっと迷惑な輩でした。
雪山で見かける2大迷惑行為は、尻セードでトレースのステップをすべて均して滑り台の様にしてしまうことと、ツボ足歩行でトレースをボコボコにしてしまうことです。自分のことしか考えられないかわいそうな人たちの愚行ですが、登山系の雑誌などでもこうした山でのマナーをもっと取り上げてもらいたいものです。山頂や山小屋などで喫煙することもそうです。公共の場所では基本的に禁煙だと啓蒙してもらいたいと切に願います。

15:05 稜線から続く尾根の末端まで来ました。夏道は右折ですが、登りで使ったルートをそのまま下るので、直進します。

鎖場を通過します。登ってくるときは鎖を握りながら上側を通過しましたが、ワカンを装着したままで一段上に上がるのがちょっと面倒だったこともあり、下りは下側を通過しました。雪がしっかりしているかどうかをストックで突き刺して確認しながら通過したので、特に危険を感じることはありませんでしたが、横着をしないでワカンを外して鎖を使って渡った方が安全だったかもしれません。

15:25 鎖場の後、上の渡渉点を通過します。ここもワカンのままで通過しました。

15:31 下の渡渉点を通過します。ここもワカンのまま問題なく渡渉できましたが、その手前の右岸から渡渉点に下るところで岩場の雪が溶けてなくなっていて、そこをワカンをつけたまま下るのがちょっとやばかったです。上の渡渉点の手前で素直にワカンは外すほうがいいですね。横着はダメです。

16:04 登山口に下りてきました。さすがに下に来ると雪が融けて土や岩が露出する場所が多くなってきたので、途中でワカンは外しました。

16:06 夕日を浴びたN-VANがぽつねんと停まっている広い駐車場に戻ってきました。登山届には14時30分に下山予定と書きましたが、1時間半も遅くなってしまいました。濡れた装備を日に当てて乾かしたりしながらのんびりと帰る準備をしていたら、すぐに30分以上時間が過ぎてしまいました。大汗をかいたので温泉に入って帰りたいところですが、遅くなるのでさっさと家路に着きました。

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