冬キャンプに使えるか?: 遠赤外線ヒーター

アマゾンで見つけた冬キャンプによさげな遠赤外線ヒーターの紹介です。

これは、ガスバーナーの火口にかぶせるようにして使うもので、ステンレス製の筒状の構造をしています。このヒーターを直接熱することで、ヒーターから遠赤外線の輻射熱が発生し、ストーブとして使用することができるというわけです。

簡単に落ちないように五徳にハマる溝が切ってあります。秀逸なのは、4本五徳にも3本五徳にも使えるように90度ピッチと120度ピッチの両方の溝がきってあります。なので、五徳のタイプにかかわらず、使いまわすことができるようになっています。
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4本五徳のバーナーに載せてみました。

きちんと4本の五徳に溝がはまって、安定した状態になります。これなら、うっかり落としてテントやマットを溶かしてしまったり、最悪火事になってしまう危険はかなり低いと言えそうです。なにしろ熱くなった鉄の塊ですから、テント内で使う場合はかなり注意が必要になります。もちろん、換気の問題もあります。

3本五徳のバーナーでも同様です。

溝に五徳がしっかりとはまりました。

単なるヒーターとして使えるだけでなく、安定していて上部がフラットなので、上にクッカーを載せることもできます。

試しに部屋で使ってみましたが、ややビミョーな感じです。というのも、ヒーター内部にある金属板は真っ赤になるものの、外周部や上部の鉄板は赤くなるほど温度は上がっていないようです。上部は灼熱しないまでもかなり熱が上がってくるので、上に手をかざせば熱いぐらいですが、これはまあ当然といえば当然です。なお、熱で膨張するため、天板は若干中央部が盛り上がっていました。なので、クッカーを載せているとやや不安定になるかもしれません。
側面の金属部分は思いのほか温度が上がらず、手を近づけてもあまり熱を感じませんでした。これでは遠赤外線ヒーターとして役に立つのかやや疑問を感じます。使った時間が5分程度と短いので、もう少し使っていれば徐々に熱くなってくるのかもしれませんが、正直期待外れ感が否めません。
それよりも気になったのは、下への熱です。これは普通にバーナーを使っている時よりも格段に熱いのです。バーナーの上部に鉄板を置いてそれを熱しているわけですから、当然その熱が反射して下にくるわけですが、ガスボンベを容赦なく温めることになるわけです。気温の低い冬のテント内なので、それほど高熱になることは無いかもしれませんし、かえってボンベを温めて燃料がガス化しやすくなっていいのかもしれませんが、念のためアルミフォイルなど熱を反射する素材でボンベをカバーしてやるようにしたほうが良さそうです。ボンベが過熱されて爆発などしたらシャレになりません。ガスの出力もかなり控えめの弱火にした方がいいかもしれません。なお、試用後、軽い頭痛を感じたので、一酸化炭素も発生しているようで、テント内や閉め切った避難小屋などで使う場合は、換気に十分注意する必要がありそうです。
とりあえず、今回試しに使用したのはプリムスP-115という炎が広がらずまっすぐ立ち上がるタイプのバーナーなので、側面が温まりにくかったのかもしれません。炎が広がるタイプのバーナーであれば、もっと側面まで熱が回り、ヒーターとして効率よく使うことができるのかもしれないのですが、あいにくもう一つの4本五徳のP-121も同様に炎がまっすぐ立ち上がるタイプなので、手持ちのバーナーでは確認できません。昔買ったキャプテンスタッグの炎が広がるバーナーがあったはずですが、今どこにあるのかわからないので、探して見つかったらまた試してみたいと思います。
アマゾンでは、同じものが複数の販売元から出品されていますが、僕は万一の場合に返品が楽にできるアマゾン発送のところで購入しました。販売元発送の所よりも少し高いのですが、何かとトラブルの多い中華製品は、返品処理が簡単確実なアマゾン発送の販売元で買うほうがリスクが低くて安心だと思います。
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