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2023/03/23

標高のわりに意外と大変: 武奈ヶ岳その1 

2023年3月10日(金) 滋賀県大津市 武奈ヶ岳(標高1214m) 日帰り単独行 


3月10日の朝は6時頃起床しました。前夜、けっこう雨が降っていましたが、朝には止んでいました。とはいえ、空の雰囲気はあまりすっきりとはしていません。本当に晴れるのか疑わしいような天気です。


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一夜を過ごさせてもらった道の駅 塩津海道・ あぢかまの里をぶらりと見学させてもらってから、近くのコンビニで朝食を買い、武奈ヶ岳の登山口である葛川坊村町の葛川市民センター駐車場を目指します。


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約1時間のドライブで、葛川市民センター駐車場に着きました。武奈ヶ岳は琵琶湖のある東側からは多くの登山道が伸びていますが、武奈ヶ岳の東にある稜線を越えて行くことになるので、距離があり時間もかかります。西側からは2本の登山道しかなく、そのどちらも直接山頂につながっているわけではなく、他の山を経由するルートです。最短距離となる山頂につながる尾根も無いわけではありませんが、そのどちらも急登ゆえなのか登山道はありません。


積雪期であれば葛川梅ノ木町か、葛川貫井町から尾根通しで直接山頂に登れそうですが、この時期はもう稜線近くまで登らないと雪は無いので、おとなしく夏道ルートで登るしかありません。


ということで、一番メジャーなルートであろう御殿山ルートで登るために、登山口となる葛川市民センター駐車場にやってきたというわけです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: スマートウール マイクロウェイトクルー
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート ロワーモーズリージャケット
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェマイクロダウンジャケット
 グローブ: セイラス エクストリームオールウェザーグローブ
 キャップ/ハット: マムート Lhasaキャップ

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザーズ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスクァンタムストレッチパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ワカン: エキスパート・オブ・ジャパン スノーシューズL
 クランポン: グリベル エアーテックニューマチック
 アックス: なし
 ヘルメット: なし
 寝袋: なし


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ウェア類は、もともと甲斐駒の後でもう一座登るつもりで用意していたものです。信州の山向けだったので、武奈ヶ岳ではやや保温性能がオーバー気味ですが、稜線に出るとわりと風があって寒かったので、それほど汗だくになることはありませんでした。


アックスは使うことは無いと判断して装備から外し、ワカンは念のため持っていきましたが、使うことはありませんでした。


グローブも、登り始めてすぐに暑くなって外してしまい、結局下山するまで素手のままでした。




ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。






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9:36 駐車場を出発します。橋を渡って対岸の明王院に向かいます。


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葛川市民センター駐車場は武奈ヶ岳登山者に解放されているわけですが、登山用の駐車場というわけではないので、敷地内に公衆トレイはありません。しかし、駐車場から橋を渡って左へ少し歩いたところに公衆トイレがあります。僕も忘れずに立ち寄ってから登山口に向かいました。


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公衆トイレからまっすぐ山の方へ向かっていくと、鳥居の前を左に曲がった先にある赤い欄干の橋の右手に登山届のポストが設置されています。


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ポストの前に設置されている道標の横には簡単な地図もあるので、道を確認しておきましょう。道標にあるように、ポストの前をそのまま渓流沿いに奥へ進むと牛コバというところに行くようです。牛コバというのは、しばらく東に行ったところで白滝谷と奥ノ深谷が出合う場所の名前で、そこからも武奈ヶ岳へ登ることはできますが、かなり遠回りです。なので、今回は素直に御殿山経由で武奈ヶ岳に向かいます。


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登山届を書いてポストに入れたら、橋の所に戻ります。


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三宝橋という名前の赤い欄干の橋を渡ります。


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橋を渡ると明王院への石段を登って行きます。


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明王院を過ぎて石積の塀が切れたところが登山口です。角にある電柱に道標も設置されています。


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10:03 登山口からいきなり急登が始まります。まるで黒戸尾根の取りつきのようで、デジャブかと思いました。


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10:30 あまりにも急登が続くので、さすがに疲れて倒木をベンチ代わりにして休憩をとりました。まだ登り始めて30分しかたっていないのに、これほど疲れるのはやはり黒戸尾根の疲労が取り切れていないのかもしれません。


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休憩を終えて先に進むと、すぐに傾斜が緩んで歩きやすくなってきました。休憩時にラムネを食べたおかげか疲労感もとれたようで、しんどい感じはなくなりました。最近は行動時にきつくなるとラムネを食べていますが、さすがにブドウ糖の塊だけあってすぐにエネルギーになり、疲労感もとれるので理想的な行動食といってもいいのかもしれません。


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しかし、標高700m地点から再び急登が始まりました。今度はなぜか登山道だけがぬかるんでいて、すごく歩きにくい状態です。


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11:03 ようやく急登が終わり、尾根上に出ました。ここから先は比較的緩やかな尾根筋を登って行きます。


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11:15 標点846を過ぎて小さな鞍部を越えると、道の分岐点がありました。地形図には描かれていませんが、ここで積雪期ルートと無雪期ルートに分かれます。ここまで登山道に雪はほぼない状態だったし、黒戸尾根でも標高1500m以下では雪はなかったので迷わず右の無雪期ルートを選びました。


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積雪期ルートのほうが稜線伝いなので雪がないのはもっと確実だと思われますが、その分傾斜がきついかもしれないので無雪期ルートでいいだろうとの判断でした。


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無雪期ルートに入ると、すぐに急斜面のトラバース区間になりましたが、日当たりが良く雪はまったくありません。この急傾斜だと雪があるとさすがにやばそうですが、雪さえなければ全く問題ありません。傾斜もゆるく、ハイキング気分で楽に歩けました。


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小さな尾根を越えて道が北向きになったところで少し残雪が残っていましたが、この程度であれば危険は何もありません。


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北向きの谷筋に入るところから完全な残雪歩きとなりました。ただしこの谷は傾斜もゆるく深くもないので、とくにやばい所はありませんでした。


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しかし、谷の奥で左岸の尾根斜面に登り始めると、傾斜がきつくなり雪は緩んで足元が崩れやすかったり、踏み抜きが多くなったりで、けっこう大変でした。危険というほどのことは無かったものの、これなら積雪期ルートのほうが楽だったかもしれません。写真は尾根上に出て振り返って撮影したものです。


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11:48 標高1000m付近で積雪期ルートとの合流点がありました。


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すっかり雪山になっていましたが、傾斜が緩く雪の状態も悪くなかったので、そのままツボ足で御殿山方面に進みました。

つづく。

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